卒業 ・・・

卒業式が終わり静かになった校内を数人と一緒に歩き、やがて玄関のそばの教室にいた。
病気で一年遅れて六年生を一緒に過ごしたガンセさんはお姉さんだった。ガンセさんが
『さぁ、帰ろう』と言った。

歩きながら、一人 〃 とさよならを言った。一人で歩きながら涙がながれました。

遠足 ・・・

運動会より遠足が好きだった。街はずれの川沿いの辺りでお昼を食べた。
楽しそうだね・・・ 楽しかったんだね ^^
中心のヤノさんは明るく元気なおんな・・・ 否 女子リーダーだった。


      

野球の試合 ・・・

炭鉱街の小学校の生徒と野球の試合をすることになった。その前日に母にユニフォームが
欲しいと言った。
母は普段着で良いと思うよと言いながら運動具店へ行き用意してくれた。
よかったと思う気持ちと、母にすまないと思うそれとがない交ぜになった。

私の肩に手を置いてくれているのが佐々木先生です。


      

笛吹童子、紅孔雀・・・

笛吹童子、紅孔雀・・・ ノンちゃんやシゲルクンと観に行った。
山側の炭鉱街の劇場は大きくてきれいだった。大きな店舗もあって母はノンちゃんのお母
さんとリックを背負い買い物に行った。何となく炭鉱街の方が活気ある様に感じた。


      

先生の宿直 ・・・

佐々木先生の宿直の日、数人の男子生徒と一緒に泊まるのが楽しみだった。
先生が炊いてくれるホカホカのご飯にバターを溶かして食べた。
それぞれの親が持たせてくれたお菓子なども一緒に食べた。
先生と皆んなで校舎内の見回りをした。暗い廊下と教室と体育館を懐中電灯を照らして歩いた。宿直室に戻り、ホッとして・・・・・・皆んなと眠った。