右隣りは・・・

家は四つ角にあり横を山側の炭鉱を経由してくる川が流れて居ました。
少し上流ではその川をせき止めて炭鉱から流れ出た粉状の石炭を沈殿させる所がありまし
た。溜まると流れを変えて水気が切れるのを待ち燃料として使っていた様です。

右隣りは板金屋さん、屋根の鉄板葺きに行く時はバイクにリヤカーを繋ぎ、更に手伝いの
人が乗った自転車も二台繋いて颯爽と出掛けました。
一人息子のノンちゃんは貰いっ子(養子)で私より一才年下だった。そこの元気なお婆ち
ゃんは私の頭も坊主刈りにしてくれました。動くとバリカンの取っ手でコツンと叩かれ痛
かった。